生活に変化を。

ヒトラーの大道路」をご存知でしょうか?

当時、彼が最も苦心したもので、見事な大道路が坦々として一直線に敷かれました。


ところが、その坦々たる大道において、多発するのは交通事故。
あまりにも単調な為、運転手がつい眠くなってしまうのですね。


やはり、道というものには少し紆余曲折をつける。
あるいは緑地帯を置くとか、ロータリーをつけるとかして、
色々変化を与えないと、面白い安全なドライブにならないということが分かって、
せっかく作ったその大道路にどう変化を与えるか、大変な苦労をしたものです。


私たちも、毎日見慣れた顔を見て、決まりきった話をして、決まりきった生活を繰り返して
いるだけでは、だんだん無内容・無感激・マンネリ化してしまいます。
だから、同じような(似ているような)人とばかり付き合うのではなく、直接自分の生活や
仕事に関係の無いようなことでも興味を持つこと、変化に富んだ交友を豊かに持つという
気持ち(心がけ)は必要です。


私たちの仕事は、案外思いがけない示唆(それとなく知らせること、ほのめかす暗示)に
よって、活気を与えられる。
思いがけない人から、思いがけない話を聞いて、その思いがけない影響・暗示(手がかり)
ヒントを自分に与える。
それが、仕事に非常に生きてくるものです。


まずは、足元(自分自身や基礎)をきちんと整えることです。
そして、多面的に・豊かさを持つように心掛けるのがいいですね。
それが潜在エネルギーに働きかけることになるはずです。


あまり楽なコースを真っ直ぐに通っていると、精神はだんだん麻痺して惰性的に
なってきます。
冒頭のヒトラーの大道路と同じく、眠たい人間になって、ガッシャーンと・・・。


紆余曲折があって注意し・考え、艱難辛苦に遭ってものを知り、乗り越えて力が付き、
更に前へ進んで行けるわけです。
だから、変化していくのがいいのです。
頭も心も、しなりのある方がいいのです。


来るものを順番に振り分けて行くだけよりも、
自分が風になってみるのがいいのだけれど、
やってみないと分からない。
やった人にしかわからない。


習うのもいい。
自分で苦労してみるのもいい。
しかし、その後はきっちり正しく見直すこと、見直してもらうこと。


やると決めて、正しく習うのが一番いい。