ゆびきりげんまん・・・ 約束
差し出された小指に、相手の気持ちを知るはずなのに、
自分は、その約束が果たせないと知りながら、小指を絡ませる。
涙の溢れる約束をすることがある。
多分、相手もそれをわかっていて「約束」と言う。
しかし、責めない。
そう願わずにいられないから。
胸が痛む。
悲しくなる。
相手を拘束するためではない「約束」というものがありますね。
それは、別れのときでしょうか・・・。
指切りの絡めた小指が、その心に残るから、お互いがそれぞれに
ひとを思い遣ることができる。
交わした約束をフィルターにして、自分というものを見つめたりする。
約束は相手を不安にしてはいけない。
小さな約束が、微かな期待を生む。
微かな期待が重なり、いくつかの約束が守られると、確かなものと信じて受け入れるから。
軽はずみはいけない。
初めての人と、初めての約束はなお更に。
“断る”ということが、なかなかできない・・・
無理をしてでも
少しの無理でできるなら、求めに応じることができるでしょう。
無理をすればできるなら、応じることができるでしょう。
承知しながらその約束を果たせない。
ならば、初めから断る方がよいのです。
一度承知していながら、その約束を果たせないで責任を苦にするよりは、
むしろ多少そのために恨まれても(不満が残っても)、最初に断った方がいい。
本来約束は、自分と相手を拘束するものであり、相手を尊敬し、
信頼していればしているだけ、その人に失望させられるのは、本当に嫌なものです。
約束が果されると、信じて疑わない。
交わしたはずの約束が、やがて力を失っていくのはなぜなんだろう。
小さな約束でも、守られなかった。
胸が締め付けられる想いや失望を知っているのなら、
約束した以上、実行しなければいけません。
悪いことをしたと心配になる、不安になる。
『嘘のメビウス』
いったん嘘をつくと 嘘を突き通さなくてはならなくなる・・・。
大人は罪を怖れるものです。