物語を創る。

私たちは多かれ少なかれ、出会いと別れを体験します。
そしてこの先も、また出会い続けていくでしょう。


出会って、そこに縁が生じれば、関係となりますね。
関係を創っていくためには、エネルギーが必要です。
出会い以上の努力やパワーを以って臨んでいかなければいけません。
それが、最善であるために・・・。


ここに「一期一会」という言葉があります。


これは単に、一生に一度の出会いというものではありません。
同じ人と、二度・三度と繰り返し会うけれども、その一度、一度が二度と返ることのない
一度きりの出会いなのだ、ということです。


そう思えば、いい加減な接し方や関係はできない。
真剣味や、思いやりが生まれるでしょう、


一方、別れには自分から離れて行く人があります。
いつもあなたは、どうしていますか?


もしかしたら、その人は自分には必要のない人なのかも知れません。
もしかしたら、その人は後になって気がつくかも知れません。
もしかしたら、その人はあなたを振り返るかも知れません。
もしかしたら、その人に大きな影響を与えることができるかも知れません。


その取り戻せない一瞬、一瞬を創って行くのも、やはり自分です。
そして、その積み重ねが「自分の物語」です。


けれど、もし・・・それでも去っていく時は、
“離れていく人を追わない。”
そう考えることはできますか。


それを、追いかけるという「執着」のために、泣いたり怒ったり悩んだりします。
やはり、自然と去っていくものです。
この時が大切です。
静かに目を閉じるように、できれば「ありがとう」と。
締めくくることです。


でも、もしそうでなければ、大切にしなければなりません。
出会った縁の深さと、一緒に過ごした時間、築いてきた関係が、
いつかきっと、あなたの支えになるのではないでしょうか。


どんな物語も自分が創るのです。