運の使い方。

暑さ寒さも・・・
かく言う如く、朝に夕に涼やかな風が吹くようになりました。
そして、昨晩は、まんまるお月さま こんばんは。
中秋の名月」 美しかったですね。


先人の英知である『暦』というものは素晴らしいと思います。
さて、そろそろ今時分から年末にかけて、本屋の店頭を賑わすのが○○暦、
△△開運、××占い・・・というものです。


みなさん、自分の“運”へのご興味は如何なものでしょうか。


大体その深さの差はあるにしろ、「全く考えたこともない」と言われる方には、
まだ会ったことがありません。
それだけ身近であるということですが・・・


普段に使われている「運命」というもの、
みなさんが理解しておられる「運命」というものは、
産声をあげて、この世に生まれた瞬間に一生のことが決まっている、
その後の人生、大人になって開花し、結実し、あるいは苦難にあって全うできず
中途挫折、不如意(意の如くならない)などのことが、決まっている。
と考えるものではないでしょうか?
これは「運命」ではなく、『宿命』というものです。


では、
いつ、どういう家庭に、どういう両親から生まれ、どういう天分(性質)が、
どういう過程で進展していくかと調べて、総合的に推し測る。
これは、「推命」。


ならば、
自分の存在、自分の生活、自分の仕事というものを、自覚・創造していく。
これが、『運命』です。


如何ですか?
自分は、初めから自然あるいは遺伝に従って決まりきった存在で、
「運命」はどうにもならない、というような
予定的・固定的に考えてはいなかったでしょうか。


これまで、この“宿命観”と“習慣”のなかで生きていなかったでしょうか。


私たちには、意識や精神というものが与えられています。
以前にも書きましたが、「運」とは動く・めぐるという意味です。
宿命観に陥らず、自分の運命を自分で拓いていく。
自分で動かしていくのです。
それでこそ、「運命」なのです。


運は、「変わる」ではなく、『変える』。
その為には、「今の自分」を『変える』。
『自分を変えれば』、運は『変わる』。