見極める 「自分と仕事と能力と自信」

“あの人でなければならない”
これは、非常な強みです。


自分は、何かそういう「一芸」を持っていますか?
それだけの素養(ふだんの練習や学習によって身につけた技能や知識、たしなみ)を
持っているのなら、それを磨くことをするかしないか・・・。
そこから先が違います。


一芸といわれるほど熟練してくると、「直観力」が身に付くものです。
■書類を手にして、ほぼ枚数がわかる。
■一を知って十を知るというような、ツボやwants(ウオンツ:望むもの)が
わかる。そういう的確な質問ができる。会話から拾うことができる。
■そこにない“必要”がわかる。先が読める。
■結果を見て、原因がわかる。
・・などなどですが、そこまでいくには「仕事に打ち込んでいるか」に始まります。


自分の仕事、本当に自分に適しているか。
自分がこの仕事にどれだけ役に立つか、能力があるか。
「下手の横好き」興味を能力と錯覚することもあります。
厳しさや苦しさに耐えられる「好き」でないこともあります。
「自分の柄にもないこと」不適当や浮気にそれることもあります。
逆に、「潜在能力」自分にあまり自覚がなく、他人に見出されることがあります。


仕事に打ち込んでいれば、自分が気づくか、他人が気づくかするものですが、
足りなければ、足りるように工夫したり努力したりすることも大切です。
そこに転機がある場合も十分有り得るからです。


昨日の失敗のために、今日の仕事が妨げられないでやれる、
悲観・興奮など、感情に動揺があっても終始一貫してやれることは、
環境に支配されない主体性(自分の意志・判断で行動しようとすること)を失わない
ことで、信念や自信がしっかりある証拠です。


ちょっとした失敗で、すぐその仕事がイヤになるようでしたら、
「何によって満足が得られるか」を見つめてみましょう。