女性は具体的に、男性はトータルで。

男性と女性は表現する言葉が同じでも、その言葉の「意味するところ」が違うのです。
おもしろいですね。


いや、おもしろがっていてはいけません。
これで随分人間関係が悪化することがあるのですからね。


“キライ”
この言葉、結構ヘビーです。
女性の言う“キライ”は、具体的に何か嫌だと思うところがあるケースが多いのです。
「前は好きだ(いい)と言ってなかったっけ?」というのもそうですね。
理由を尋ねてみれば、ここが、こう言った、などの理由が具体的にみられます。
だから、女性が男性に対してこう言う場合は、具体的に嫌いな点があるからで、
そこを改めれば“好き”になることがあるものです。


一方、男性が“キライ”と言う場合は、トータルでそう感じているので、
残念ながら簡単に好きに転じることが少ないのです。
仮に、「どこがいけないの?」と聞いて、言われたところを言われた通りに直しても、
なかなか見方は変わらないのです。


男性は、相手が態度を改めたことを認めないのではありません。
認めるのです。しかし、男性が“キライ”と言う場合は、あくまでもトータルで
そう感じている場合が多いということです。


この違いは、女性は子どもを理解する必要があるので、子どもと通じる仕掛けが
遺伝子レベルで備わっているところにあります。


「お母さん(お父さん)なんて、キライ。大嫌い。」
子どもは、簡単にこう言います。
でもそれは、お母さん(お父さん)そのものがキライなのではなく、
約束していたお菓子を買ってこなかったとか、本を読んでくれなかったという
一つ一つの行為が理由なのです。
だから、そこが解消されれば「大好き」になる訳ですね。



男性の方で、女性は難しいとお考えの方、
女性の方で、気まぐれだとか、分からないと言われる方、
この二つを知っておかれるとよいですね。


背景により全てに通じるとは限りませんが、お互いが純粋で建設的に考える時、
仕事にも十分通じます。
相手が女性なら、一つ一つを満たしていることが大切です。
具体的に尋ねてみましょう。

相手が男性なら、個々の理由があるにしろ総合的に良いことが重要です。
内容を吟味(念入りに調べて選ぶ)してみましょう。