よりどころ。

♪かなしみの果てに何があるかなんて、俺は知らない。見たこともない。
ただ、あなたの顔が浮かんで、消えるだろう。〜
こんなフレーズが歌の中にあって、なんとなくひっかかるものがあって
特別なにか哀しい訳でもないけれど、ちょっと考えてみたりしました。


悲しく思うことは、その時々色々あるものですが、“果て”というほどの状態が
どのくらいのかなしさか。 それは、分からなかった。
私たちには、「忘れる」という能力があり、辛い、かなしい気持ちが
ずーっと長い長い間続くことはないようです。
しかし、その事実まで忘れてしまうことはなく、なにかのきっかけで
フラッシュバックされることや、涙がこみ上げることもあるでしょう。


時間の経過がそのショックを薄めてくれる『時間薬』というものもあります。
忘れようと思えば思うほど、そのことを考えてしまうもので
向き合って、受け入れて、自然にその気持ちが消化されていくこと、
「思い出に変わるまで」が辛いのですね・・・。


また、嬉しいことがあった時、それを話したいと思う。
それは、頑張ったことを知っている人に、協力してくれた人、共有している人に。
それだけではない。
そのことを何も知らなくても、話したいひと。


思い浮かぶのは、誰の顔だろう。