怒らずに叱る


最近は、人が叱られるところをあまり見ない気がします。
その割に怒っている人は多い。


真剣であれば、腹も立つ。
しかし、それを呑みこんではいないでしょうか。
人間関係優先のため?


感情に任せて怒られたのでは、自覚があっても不服になる。
相手に解るように、こちらの気持ちを示す必要がありますね。


例えば、子供やペットが判断の未熟さから、危険な行為に及んだ時
どうしますか?


まずはその危険を回避して、厳しく叱るでしょう。
驚いて泣くかもしれません。
しかし、その強いまなざしと態度から、相手の気持ちを知るでしょう。
「いけなかったんだ」と気づくでしょう。


叱るは、相手の可能性を引き出そうという気持ちを込め、厳しい態度で臨むこと。
怒るは、憎しみや怒りの感情を露骨に表して、相手に厳しく迫ること。


叱るには、善意があり、怒るには、悪意がある。


良いところを知っているから、叱るのです。
そこを直せば(改めれば)もっと良くなると思うから、叱るのです。
“愛情”です。