そこから、

自分は周りの人たちみたいじゃない
他のみんなより劣っている
などと一時でも思ったり、哀しくなったりしたことがありますか?


他人の言葉や態度に疎外感を感じたことがありますか?
それによって、自分はダメなんだと少しでも自信を失くしたことがありますか?


もし、あるとしたら、それはどんな時でしょう。
昨日、白鳥のことを書いたので、それに因んで“みにくいアヒルの子”という
Nameでコメントを頂きましたので、今日はそれを・・・。


この話は、本当に涙の出るようなストーリーを辿ります。
自分が周り(親、兄弟)と、あまりにも違う薄灰色の毛をした姿に
皆は口々に心無い言葉を吐き嘲笑しました・・・。
やがて自らも、そんな自分を悲しく思うようになります。


同じことをやっても、上手くできる人・できない人があり
スムーズにいく人もあれば、失敗の多い人もいますが
初めはそれでいい、と私は思うのです。
うまく事が運ばない時に考えること、どうしたらいいかを見つけ出すこと
うまくいかなかった理由を知ることを学ぶからです。


感じ方の違い、プロセスの違いも“個性”であり
同じ結果を目指す上で、とりあえず方法は色々あっていいはずです。
今の差が、この先ずっと縮まらないと思わず、希望を持つことが大切。


このアヒルの子も、草の茂みから飛び立った一羽の白鳥を見て
憧れ、夢見ます。
そして春になり、水を飲みに川へ行ったとき、水面に映る美しい自分の姿に
「自分は、あの鳥になれたのだ」と本当の姿を知ることになるのです。


チャレンジしている時には見えにくいものも
後になっては自分の成長に繋がった事に気づきます。
この子は、はじめから白鳥だった訳ですが
自分をアヒルの子だと思い込み、そして周りに劣っていると感じていたことが
ある意味、悲劇だったのでしょう。


私たちも、このようなことに陥ることがあるでしょう。
そんな時は、顔を上げてみましょう。
素敵だと思う人を見てみるのです。


「勝とう」と意気込むのいいが、「負けるまい」と思って行動しよう!
「負け」は、無ではない。
負けの意識が生むことは、以外にもたくさんある。