水の如く。

水道がありません。
持っているバケツを、水でいっぱいにしたいと思ったとき、どうしますか?


雨が降るのを待つ。
気の長い話ですね・・・
随分と時間がかかりそうです。


川へ汲みに行く。
近くに川がありますか? 汲めそうでしょうか? どんな川でしょうか? 
持って帰るのが大変そうです。


沢山持っている人に分けてもらう。
いくらで分けてくれるでしょうか。
手に入れるには、どういう方法があるのでしょうか。
聞いてみる価値はありそうですね。


バケツは、自分であり目的。水は、知識や経験といった内容。そして品性。
以下はその方法です。
自分がまだまだ未熟ならば、じっとしていたってしょうがありませんね。
周りに訊くこと、学ぶこと。
目標にする人を持つこと、易きに頼らないこと(厳しさから逃げないこと)、
頼むこと、飛び込むこと、選ぶこと。
勉強すること、調べること、やってみること。


水は、循環させることが大切です。
せっかくいっぱいにできても、溜めておくと直ぐに腐ってしまいます。


いつか、そのバケツから絶えず水が溢れるようになったら、
他人のために使いましょう。
ひとまわり大きなバケツに変えましょう。
そうしていくうちに、自分の中に湧き出る泉が持てるでしょう・・・。


私たちも、水の如く。
カタチを選ばず丸いものには丸く、
上から下へ流れて驕(おご)らず。